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SAC-MESS 2019に参加しました。

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1ヶ月ほど前ですが、  SAC-MESS2019  という国際会議に参加するため、マレーシアのKLに久し振りに出張しました。 SAC-MESSでは口頭発表するためでしたが、参加するにあたり、事前にフルペーパーを書く必要がありました。知り合いもいなかったのですが、ここで書いたペーパーがジャーナルに載っていくということだったので、チャレンジしてみようと考えていました。 論文ネタは去年福岡であった ISPIM に提出しようと思った「再生可能エネルギー」をテーマとしたものが、業務が多忙になり、結局、断念したものでした。SAC-MESSで改めて書き直して完成させるつもりで書き始めました。ISPIM用のペーパーですでに2,000words程度書いていたので、構成は少し変えました。ISPIMを書き始めた段階で、UMPのユディー先生と話しでも、コンセプトペーパーとしてまとめることして、考え始めました。データ収集がなかなかできていなかったこと、仮説の構築がまだまだということがあったためです。 ともかく1ヶ月前に何とか完成しました。最終的には単著で5,600wordsで文献調査から仮説の構築まで何とかやり終えました。 事前に主催者から発表要綱が送られ、6スライド、発表7分以内ということで、これまでは発表15分、質疑応答が5分だったので時間配分は半分、ProMAC等で書いた ペーパー は4,000wordsだったので、この発表、結構は難しいとは思いました。 会場はマレーシアの大学でもベスト3に入る UTM(マレーシア工科大学) で主催者はUTMの先生、パキスタンの大学の先生と Scientia Academia という企業。発表者はマレーシア、パキスタンだけでなく、中国、タイ、インドネシアなどいろいろな国から参加していました。日本から私のみ。マレーシア🇲🇾なので OUM の学びやインドネシア🇮🇩での 仕事の経験 もあり、緊張するかといえば、あまりなかったです。 発表は5分で一度ベルがなり、7分で2回目なのですが、5分まで長く感じ、5分から7分まですごく短かったように感じました。毎回ですがスライドを用意すれば、発表の原稿は作っていないし、様子見ながら微調整するのですが、やはり7分は短いです。次回、短時間の発表であれば準備の仕方変えないといけないとは思いました

福岡大学での講義メモ (5/10)

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福岡大学商学部での開発管理論の講義記録(5月10日) GW明けての講義でした。講義の構成として以下の通り ・ Clica を使って小テスト、こちらはだんだん使い方が慣れてきた。 ・前回したステークホルダーの話をサラッとしてしたあと、各自に白紙を1枚渡して、「 スマホゲームを開発する時にどのような関係者がいるのかできるだけ多く挙げる 」まず各自で5分づつできるだけ多く挙げるように指示を出し、その後隣同士で話をするように次の指示を出した。どうしても周りと喋らない学生もいるので机間巡視をして、意見交換をしていない学生がいないかチェックする。 意外に早くできたので、次の設問は 上で挙げた「 関係者(ステークホルダー)はどのような影響を受けるのか考えなさい。まず、プラスもしくはマイナスの影響を与える。影響度の度合い(大中小)及び関係者の数(多いから少ない) 」 についても考えなさい。 学生がここで書いた内容については特に触れなかったが、まず複数で話せばお互い気づいてないことが書き出せることを挙げる学生がいた。 最初のリストアップやステークホルダーのリストアップやマトリックスの作成はPMBOKやISOではインプット、ツールと技法、アウトプットと書かれており、理解が難しいので、抽象的から学生自らやったことを考え、例えばリストアップはブレストの用法など使っており、PMBOKではツールと技法でデータ収集でもブレーンストーミングが含まれており、暗黙知的に実施していることをPMBOK的にどのような活動をしているのかという具体的な事例として、使用した。 後半はプロジェクト憲章について触れた。プロジェクト憲章はたいそうな名前なので企画書と考えるように説明し、QCDと併せて説明した。 企画書って何のために作るのか?そのためにどんな情報を盛り込まなくてはいけないのか?PMBOKにはいろいろ書かれているけどQCDとの関連性を説明した。。 バイト先で何か企画を考えるとか具体的に想像すれば、その答えも出てくると思われる。 追記 大学のLSMも徐々に勉強しつつ、こちらもスレッドを立ち上げてみました。書き込んだら加点すると言ったら、2名の学生が書き込みをしてくれました。まだまだこちらの勉強は続きますが、Clicaのコメントは何でも良いから書き込んでと発言しました。

2018年を振り返って

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2018 年も残すところもう少しです。この 1 年を振り返ってみました。 3 月は PM 学会春季大会 での口頭発表がありました。いろいろ最初はあまり考えていなかったのですが、テーマをプロジェクトマネジメント( PM )教育について絞り、予稿としてまとめました。この過程で共同でやっていただける先生にもいろいろ話をしながら、新しい展開が見えてきたように思いました。 発表の後、簡単ですが、研究計画のようなものを作って、方向性や最終的なまとめとして論文投稿にどうつなげるのか考えています。 3 月は「第2回教育改革推進フォーラム」を実施しましたが、昨年に引き続き、実行委員長になりました。プログラム作りから実施、最終の報告まで行いました。昨年と違って発表はせず、司会とかパネルディスカッションの進行くらいでした。テーマはごった煮のようなところもありますが、プログラムは少しづつ変えて行く方が良いのかなと思いました。限られた時間をどう使っていくのかだと思います。去年もやったクリッカーの使い方は発表された先生のお話を聞いてなるほど使えないことないなあと思い、 4 月以降の授業で取り入れたりしています。 5 月にはお台場の産総研まで行き、ずっと所属はしているものの、活動やいろんなことができていないエネルギー関係の研究会に参加しました。プロジェクトマネジメント 学会等でお話しさせてもらう先生方とまた違う分野だったので、刺激になりました。エネルギーミックスとか、この辺りは前職での業務に関係するところもありますが、基本的にエネルギーの話は好きって再認識しました。 8 月は 2 つの口頭発表がありました。 ① 私立大学情報教育協会での ICT 利用による教育改善研究 、 ② 日本工学教育協会での年次大会 です。 ② は 3 月の PM 教育に関する続編で、文献調査から作成した計画などを発表しました。 P BL の実践前の PM 教育の必要性などですが、先行研究を探すも、あまり関連した先行研究はない上、 PBL の実践をされている先生に聞いても今後の教育研究ネタとして示唆をもらいました。 秋学期が始まり、担当する演習科目のうち一つはワークブックを初めて作り、運用しています。講義系の科目も進め方を少しづつ変えていますが、もしかしたら書籍がかけるので

2018年10月〜12月までの活動予定

学会発表が年内2本残っています。 ProMAC2018 はすでにフルペーパーを提出し、受理されました。 タイトルは ” A Project Management Analysis of International Development Projects in Vietnam ” ベトナムで実施した円借款と ADB の借款プロジェクトについて発表します。調べていて結構楽しかったです。 こちらの方は 3 年目です。 1 年目は円借款案件を無作為に抽出したものから調べ、 2 年目はインドネシアの事例、 3 年目はベトナムの事例研究と続きます。 ここまで少しづつ明らかになったことがあるので、これは別途まとめて論文として投稿する予定です。 IPSIM Fukuoka は初めてのエントリーです。 タイトルは ” Japanese Managers' Perspectives on Project Risks in Energy Industry ” です。現在書き進めています。最初は、少し違う角度から進めようかと考えていましたが、マレーシアの先生と話をして、事業者からの視点で書くことにしました。フルペーパーは 5,000 words 以内です。再生可能エネルギーのことなども書く予定なのですが、コンセプトや研究を進める上での仮説などをあげることができる良いと思っています。今回は初めてなのでどこまで書けるのか引き篭もって頑張ろうと思います 学会発表と査読付き論文投稿について、私なりに考えをまとめました。 学会発表 は、本格的なリサーチをかける前に予備的調査をした結果を発表したり、文献調査を行い、そこから推論や仮説を導き出し、さらにこれから進めるリサーチについて発表する。数年続くリサーチや複数の先生で実施するリサーチも多いことから、途中報告なども学会では発表する。プロジェクトマネジメント学会では A 区分、 B 区分としていますが、 A 区分がこれに該当すると認識しています。いわゆる予稿で2〜 10 ページくらいのボリュームになるかと思います。 査読付き論文投稿 という前に査読って何だ?なのでしょうが、査読は peer review とも言われ、学会の中で査読委員が投稿された論文をチェックし、評価や検証を行うものです

Activities in 2018 Summer

I took the following activities during the summer break. (1) A lecture  A t  teachers' training for license renewal on 6 Aug 2018, Satoyama, an surrounding mountainous area managed by the local community, and the environment.  Short description:  (2) Oral presentations 2-1 Japan Universities Association for Computer Education at Tokyo University of Science on 9 Aug. 2018 "Attempts to improve writing reports with e-portfolio” 2-2 JSEE 66th Annual Conference at Nagoya Institute of Technology on 29 Aug. 2018 Japanese Education for Engineering Education (JSEE) "Discussion on Importance for PM Education Prior to PBL Practices  - Through the Results of Curriculum for PM Educations and Literature Review -" (3)  Training  Participation Course Design Workshop at Osaka University on 5 and 6 September 2018. 2018年夏の活動(適宜更新予定) (1)教員免許更新講習( 8 月 6 日) 「里山と環境」 (2)口頭発表 2 − 1 ICT 利用による教育改善研究発表会( 8 月 9 日 東京理科大学) 「 e  ポートフォリオを活用したレポート作成能

第15回大阪大学コースデザインワークショップに参加して

 大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部が主催している「第 15 回大阪大学コースデザインワークショップ」9月6日と7日の2日間参加してきました。これに参加して気づいたこと等を書きとめたいと思います。 この参加型ワークショップで、事前にビデオを視聴し、シラバスを作って持ってくること。5分間の授業を準備しておくという2つの課題が出ていました。この連絡をもらったのが、名古屋で、それから京都に行ったり、あっちこっち行っていたり、台風がきて職場にいけなくなったりと、それからもバタバタと忙しくしておりましたが、自分の担当するエネルギー系の講義科目のシラバスとプロジェクトマネジメントの 5 分講義を事前にバタバタと考えて、準備しました。 基本 3 人のグループで、ワークショップが始まり、少し説明があり、グループのメンバーに対して 5 分講義をすることになりました。 5 分講義をして、それから良かったところ、改善すべきところを話し合う。グループのメンバーは大学の教員だったのですが、なるべく学生に教える感じで考え、文化祭などの具体的な事例を出しながら、話をした点は理解を深めるには役だったと思いますが、白板だけでやることもあり、後半がちょっと話が行ったり来たり、後 5 分という尺が難しかったです。実際、この点は指摘を受けました。 同じグループの 2 人の 5 分講義を聞きました。自分の知らない内容もあり、実は教授法よりも中身そのものが面白く、思わず内容についても意見交換しました。その後、どうしたらわかりやすく教えることができるのか。 ID や ARCS モデルの本は以前読みましたが、 ID でも ARCS モデルについて学習者の分析を行いますが、改めて考えるのには良い機会であり、学習者の分析から目的・目標の設定についてつながること。目標から内容が設計し、さらに評価までつなげていくこと、自分の課題だと気づきました。 続いて、わかりやすく教えるためには、記憶に残すように構造化して、構造を示す。記憶を断片化せず、関係性を理解しやすくするために構造化することの重要について触れられ、 KP 法が紹介され、 KP 法を使った午前中の 5 分授業を見直して、同じメンバーに対して再度やりました。午前中に比べるとわかりやすい説明になったと思います。各メンバーが KP

「八子クラウド座談会 in 関西」へ参加してきました。

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1週間前なのですが、 「 第 7 回 八子クラウド座談会 in 関西」に参加してきました。 ボイスコンピューティングの技術は急速に進んで amazon や google などからも製品が日本でも発売され、アメリカでかなり前に発売され、話題になっていました。私自身はまだ買っていません。様子見というところです。 座談会の構成は、インプット、パネルディカッション、ワークショップ、 LT という流れです。インプットとして 最初は 5 名の方に登壇していただき、今回のテーマであるボイスコンピューティングの話興味深いものでした。一番面白かったのは、研究成果の一つで 2 つのボイスコンピューターと人(1名)で会話しているシーン。何となく3人で会話が成立しているようで、かなり驚きました。音声認識では、(開発元にもよるようですが)ボイスコンピューターは子供の声が苦手とか今まで知らなかったこともあったり、ボイスコンピューターは人型が良いのかもしくは形のないものでも良いのか、宗教的な議論もあると聞いたりといろいろ勉強になりました。 その後パネルディスカッションがあり、その後参加者が全員参加するワークショップと続きました。午後1時から6時30分までの5時間半と長時間でしたが、意外に短くあっという間に時間が経つように感じました。 特に書きたいことは、ワークショップでした。 2 つお題があり、グループの中でアイデアの発散をするのですが、最後のお題はボイスコンピューティングが応用できる領域とはという問いかけに対して、私の入ったグループの議論がこんな技術があるけど、何かに使えないの?ということで実際に得意先からそういう話があっても、なかなかいい提案ができない。理由として意外に音声認識の精度が高くないからだというお話を聞きました。でも議論を注意深く聞いているとボイスコンピューティングという新しい機能が開発され、それを生かすため何かいいことないかという問いかけに答えようとしているので表面的な議論になっていたのではないかと思いました。使ってみて、ボイスコンピューティングはハンヅフリーでできる、ながらでいろいろできるのが良って話をよく聞きましたが、そこから本質的なニーズを満たすのは違うように思えました。 つまりボイスコンピューティングがあるから何に使