2018年10月〜12月までの活動予定

学会発表が年内2本残っています。

ProMAC2018はすでにフルペーパーを提出し、受理されました。
タイトルはA Project Management Analysis of International Development Projects in Vietnam ”ベトナムで実施した円借款とADBの借款プロジェクトについて発表します。調べていて結構楽しかったです。
こちらの方は3年目です。1年目は円借款案件を無作為に抽出したものから調べ、2年目はインドネシアの事例、3年目はベトナムの事例研究と続きます。
ここまで少しづつ明らかになったことがあるので、これは別途まとめて論文として投稿する予定です。

IPSIM Fukuokaは初めてのエントリーです。
タイトルはJapanese Managers' Perspectives on Project Risks in Energy Industryです。現在書き進めています。最初は、少し違う角度から進めようかと考えていましたが、マレーシアの先生と話をして、事業者からの視点で書くことにしました。フルペーパーは5,000 words以内です。再生可能エネルギーのことなども書く予定なのですが、コンセプトや研究を進める上での仮説などをあげることができる良いと思っています。今回は初めてなのでどこまで書けるのか引き篭もって頑張ろうと思います

学会発表と査読付き論文投稿について、私なりに考えをまとめました。

学会発表は、本格的なリサーチをかける前に予備的調査をした結果を発表したり、文献調査を行い、そこから推論や仮説を導き出し、さらにこれから進めるリサーチについて発表する。数年続くリサーチや複数の先生で実施するリサーチも多いことから、途中報告なども学会では発表する。プロジェクトマネジメント学会ではA区分、B区分としていますが、A区分がこれに該当すると認識しています。いわゆる予稿で2〜10ページくらいのボリュームになるかと思います。

査読付き論文投稿という前に査読って何だ?なのでしょうが、査読はpeer reviewとも言われ、学会の中で査読委員が投稿された論文をチェックし、評価や検証を行うものです。なので査読付き論文に投稿して掲載されることは大きな価値を持ちます。査読付き論文が掲載(Publishing)するのは、学会発表で中間報告したリサーチが終了し、最終的にリサーチの結果を取り纏めた最終成果物的な位置付けなので、研究というコンテキストの中では査読付き論文への投稿で掲載されることは価値が高いと見なされる所以です。

アカデミアの世界に身を置き、4年半が過ぎました。このことに気づいたのが3年目の終わりくらいです。もちろん例外的なものもあります。学会によって位置づけは違うので一概に同じとは言い切れないです。研究会レベルでは予稿までが別の研究会では要旨のみでOKというところもあります。

追記
考えをペーパーにすると、まとまっているようで、実は全くだったりします。ペーパーとして書くというプロセスが考えを外化しているものだと思います。でも時々話が脱線して元に戻れない時もあります。

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